日本製鋼所
私たちJSWグループは
「ものづくりNo.1グローバル企業」を目指し、
人と社会に貢献していきます。
1907年の創業から100有余年。これまでも、これからも、
JSWグループは技術と品質にこだわり続け、人々の夢を一つひとつ、
明日の現実に変えていきます。
JSWのビジョン、経営理念
ビジョン
経営理念
独創技術で変化を創り出し
社会の発展に貢献する企業
●
顧客に驚きと感動を与え続ける
●
社会との共生を図り、継続的に利益を実現する
JSWのビジョン、経営理念
トップメッセージ
日本製鋼所 企業行動基準
事業活動の概況
JSWと社会とのかかわり
JSWのものづくり改革
素形材・エネルギー事業
鋳鍛鋼製品
鋼板・鉄構製品
風力発電機
産業機械事業
樹脂機械製品
その他機械製品
環境への取り組み
環境マネジメント
環境管理活動
事業活動と環境負荷の状況
地球温暖化の防止
廃棄物の削減
環境負荷物質の低減
地域・社会との共生
企業市民としての取り組み
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編集方針
この環境・社会報告書は、日本製鋼所がどのような 考え方で事業活動を進めているのか、また環境負 荷を削減するための活動や社会的活動にどのよう に取り組んでいるのかをわかりやすくまとめたもの です。本報告書の作成にあたっては、環境省の「環 境報告書ガイドライン」および「環境会計ガイドラ イン」を参考にしています。
●報告対象範囲
記載内容は2012年4月1日∼2013年3月31日を 対象にしています。対象範囲は、株式会社日本製鋼 所および関連会社を対象にしています。環境パ フォーマンスに関するデータは、国内および国外の 製作所ならびに子会社を対象としています。
目指すべき
企業像
ものづくりNo.1
グローバル企業グループ
No.1製品・サービスを創出し、グローバル市場で戦う企業集団
安定した収益体質と強固な
JSWグループの総合力を発揮し、
持続可能な社会の実現に貢献します。
トップメッセ ー ジ
当社は、昨年創業105周年を迎えました。これまで
素材とメカトロニクスの総合企業として時代と社会の
要請に技術で応えてまいりました。この間に研鑽し
培った技術と技能、それらの向上と ものづくり に真
に取り組むDNAは、当社企業価値の根幹をなし、優
れた製品に結実しております。
プ
メ
ッ
セ
ー
ジ
JGP2014の考え方を取り入れて策定した5ヶ年間
の第4次環境中期計画を本年度スタートさせました。
JSWグループ全体で省エネルギー、省資源等の環境
管理活動に積極的に取り組み、地球環境保全を「企業
価値の向上」を実現するための重要事項のひとつと位
置づけ持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
「環境・社会報告書2013」を通じて、JSWグループ
の環境への考え方、ならびにその活動の成果と今後の
取り組みを皆様にご報告いたします。
当社の環境管理活動に対し、皆様方の忌憚のない
ご意見をお寄せいただければ幸甚です。今後ともご理
解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
日本製鋼所 企業行動基準
日本製鋼所グループは、経済社会の発展を担う企 業として、次の10原則に基づき、国の内外におい て人権を尊重し、全ての法律、国際ルール及びそ の精神を遵守するとともに、持続可能な社会の創 造に向けて、社会的良識を持って行動する。
安全性に充分配慮し、顧客・社会から満足と信 頼を得られる製品・技術・サービスを開発・提供 する。
企業市民として、倫理や法令を遵守した事業活 動を遂行する。
全ての事業活動において、公正、透明で自由な競 争と取引を行う。また、政治、行政とは健全かつ 正常な関係を維持する。
グローバル企業として、国際社会におけるルー ルを遵守し、世界経済、社会の発展に貢献する。
市民社会の秩序や安全に影響を与える反社会 的勢力及び団体とは、会社組織として対決し、 不法・不当な要求には一切応じない。
社会に対し、適切な企業情報を積極的かつ公正 に開示する。また、個人情報・顧客情報をはじめ とする各種情報の保護・管理を徹底する。
従業員の人格と個性を尊重する。また、従業員 の人権や安全について常に高い意識を持ち、良 好な職場環境を確保する。
環境に対する取り組みは企業として重要な責務 であることを認識し、環境保全に留意した事業活 動を行う。
経営トップは、この行動基準の精神の実現が自 らの役割であることを認識し、率先垂範して社 内並びにグループ企業の体制の整備と周知徹 底を図る。
この行動基準に反するような事態が発生した時 には、経営トップ自らが問題解決にあたり、原因 究明、再発防止に努める。また、社会への迅速か つ的確な情報公開と説明責任を遂行し、権限と 責任を明確にした上で、自らを含めて厳正な処 分を行う。
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ソウル
台北 ハノイ
グルガオン
バンコク
クアラルンプール
シンガポール デュッセルドルフ
深圳
香港 寧波 上海
現地法人
国内をはじめ世界各地で
事業を展開しています。
事 業 活 動 の 概 況
(2013年3月31日現在)創業 設立 本社 資本金 従業員数
売上高
1907年(明治40年)11月1日 1950年(昭和25年)12月11日 東京都品川区大崎一丁目11番1号 196億9,423万円
連結:4,804名 単体:2,154名
連結:2,206億5,300万円 (2012年度) 単体:1,843億1,200万円 (2012年度)
■会社概要
役員(2013年4月1日現在)
代表取締役社長
代表取締役副社長
代表取締役専務執行役員
取 締 役
監 査 役
佐藤 育男
田中 義友
村井 悦夫 石堂 隆雄
岩下 壽夫 五十嵐 敦 須藤 裕雄
上原 誠市 谷田 康則 河上 守 佐藤 昭
常務執行役員
上席執行役員
執行役員
水谷 豊 門田 彰 清水 信明 濱尾 博 小林 伸久
小野 信市 松尾 洋久 北村 和夫
徳重 裕之 赤羽 博夫 石橋 義尚 藤村 浩 渡邊 健二 東泉 豊 宮内 直孝 柴田 尚 清水 誠 折田 勝利 取締役及び監査役 執行役員(取締役兼務者を除く)
売上の割合(2012年度・連結)
産業機械事業 59% 不動産
その他事業 1%
ニューヨーク ロサンゼルス
室蘭製作所 横浜製作所
名古屋支店
九州支店
札幌支店 室蘭製作所
横浜製作所 広島製作所
本社
関西支店 中国支店
本社 支店 製作所
主な国内子会社 日鋼商事株式会社
ファインクリスタル株式会社 日鋼情報システム株式会社 日鋼特機株式会社 株式会社日鋼機械センター 日鋼テクノ株式会社 株式会社タハラ JSW ITサービス株式会社 JSW樹脂機械サービス株式会社 株式会社名機製作所
株式会社YPK
注)連結子会社は、上記の子会社を含む35社であり、また、 持分法適用会社はこのほか1社あります。
東京都品川区
北海道室蘭市 東京都府中市 東京都新宿区 北海道室蘭市 広島県広島市 東京都江戸川区 神奈川県横浜市 愛知県名古屋市 愛知県大府市 東京都千代田区
■国内拠点
活
動
の
概
況
JSW製品は、社会のいろいろなところで
人々の豊な暮らしを支えています。
J S Wと社 会との か か わり
JSWは1907年の創業以来1世紀以上にわたり、
「鋼と機械の総合
メーカー」として社会の発展に貢献してきました。現在は、発電、石
油精製、天然ガス、風力発電等のエネルギー産業向けを中心とす
る「素形材・エネルギー」と、樹脂機械やプラスチック成形機等を中
核とする「産業機械」という2つの分野に事業を展開し、
「素材とメ
カトロニクスの総合企業」として、人の暮らしや産業を支えるさまざ
まな製品をお届けしています。
アルミニウムダイカストマシン
マグネシウムやアルミニウムなどの軽合金で作られる製品は地球環 境に優しい素材として注目されています。
軽合金成形機関連
マグネシウム合金用射出成形機自動車や、家電製品、日用雑貨に至るまで私たちの生活に おいて樹脂成形品は欠くことのできない存在になりました。
樹脂機械関連
(射出成形機)横型電動射出成形機 竪型電動射出成形機
液晶テレビを始め、携帯電話、太陽発電システム、自動車用ガソリン タンクを通じて、JSWの技術は人々の暮らしの中で生きています。
樹脂機械関連
(中空成形機・フィルムシート装置)W
と
社
会
と
の
か
か
わ
り
DEP ART-MENT STORE
無尽蔵のクリーンエネルギーを 生み出す風力発電機は地球温 暖化の防止と地球環境の保護 に役立っています。
再生可能エネルギー関連
風力発電機
世界の産業を支える機械から、社会インフラ、娯楽に至る幅広い製品にJSWの技 術が生かされています。
産業機械関連
コンプレッサー 発馬機 電車用ダブル型ゴム緩衝器・密着連結器
情報通信機器に使用されるフラットパネルの製造を レーザアニール装置が支えています。
レーザー・プラズマシステム関連
エキシマレーザアニール装置
石油精製用リアクター クラッド鋼板・鋼管
JSWの技術は、高い信頼性・安全性が求められる各種発電用部材や石油精製用リアクター、天然ガス採掘・海水淡 水化等向けクラッド鋼板・鋼管に活用されています。
原子炉用鍛鋼部材 発電用一体型ロータシャフト
鉄屑 添加材
原
料
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ド
溶解
LRF(精錬)
鋳込
造塊 圧延
VIM
鋳込
120トンハイパワー電気炉 四重式広巾厚板圧延機
世界最大670トン鋼塊
■
素形材・エネルギー事業
鉄鋼業の分野として、発電や製鉄等に使われる大型鋳鍛鋼をはじめ、天然ガス採掘や海水淡水化、石油化学産業等に
幅広く使われるクラッド鋼板・鋼管、さらに石油精製用の圧力容器や風力発電機等の製品群を提供し、世界のエネル
ギー産業を支えています。
素形材製品
日本製鋼所の原点は、その名の通り「鋼」です。創業以来、培ってきた
高度技術と匠の技、そして世界最大級の14,000トン油圧プレスに代
表される生産設備から生まれる当社の鋼は、大型鋳鍛鋼をはじめさま
ざまな製品へと生まれ変わり、国内外に提供されます。
当社は創業以来、
「ものづくり」にこだわり続け、鉄鋼業と機械製造業の分野で
時代の要請に応えてきました。環境保全にも留意したその高度な製品群は、
社会の持続的発展をグローバルに支えています。
造塊
エレクトロスラグ溶解炉(ESR) 鍛錬
熱処理 機械加工
溶接組立
鍛鋼品
用途
電力・原子力分野 製鉄分野等
用途
石油精製分野等
用途
海水淡水化・ ケミカルタンク等
用途
天然ガス 採掘等
鋳鋼品
圧力容器類
クラッド鋼板
クラッド鋼管 成形 溶接
熱処理 精整
検査
熱処理炉 NC立旋盤
150トンESR 圧力容器溶接組立ライン 14,000トンプレス
再生可能エネルギー関連製品
先進の技術を用い、日本の気候風土
に適合した風力発電機を開発・製造
し、高い発電効率と信頼性、そして
低いメンテナンスコスト、低騒音を
実現しています。
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石油精製用リアクター
●
リアクター関連
鋼板・鉄構製品
石油精製に用いられる設備の中でも、当社製品が担う
のは、高温・高圧下で水素を添加し、重質油を脱硫ある
いは軽質化する過酷なプロセスです。当社では素材の開
発から製造、組立まで、一貫して品質を確保する体制を
持ち、高品質で信頼性の高い製品を提供しています。
発電用一体型ロータシャフト
この製品は原子力発電用蒸気タービンの軸材に用いら
れる鍛鋼部材です。高速回転を続けても破損しない、高
度の材料特性と加工精度が求められています。当社は、
2012年3月に世界初となる670トン鋼塊からの一体型
低圧タービンロータシャフトの試作に成功しました。
大出力の発電所に対応する大型ロータシャフトの分野
で、当社は世界の電力需要に貢献しています。この他に
も、より一層CO
2削減効果のある高効率型火力蒸気ター
ビン用ロータシャフトも製造しています。
●
大型鍛鋼製品
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改
革
風力発電機
風力発電機は、再生可能エネルギーである風を利用して発
電を行います。当社は、案件開発に係るエンジニアリングか
ら風力発電機の製造販売、アフターサービスまでを事業化
しています。
当社製永久磁石同期ギアレス風力発電機は自社技術に
よって設計製造され、ブレード、タワーとともに最適化設計
を行うことで、日本の風況に合ったロータ径(83.3m)によ
り定格出力2,000kWを実現しています。2012年度末まで
に105基が稼動しており、CO
2排出量削減(105基合計で
年間238,780トン-CO
2以上)に貢献し、高い評価をいただ
いています。
現在、さらに大型化したロータ径103m、定格出力3,000
kW風力発電機の開発を進めているほか、洋上風力発電機
にも取り組むなど、今後とも環境に配慮した製品作りを推
進していきます。
伊達ウインドファーム
場所……北海道伊達市
J82……5基 (ロータ径83.3m、定格出力2,000kW) 2011年11月より営業運転開始
●
クラッド関連
クリーンエネルギーとして需要が高まる天然ガスの採掘
や、世界的に高まる水資源問題を解決する海水淡水化
装置に、高度な圧延技術を活かした、当社製クラッド鋼
板・鋼管が活用されています。
クラッド鋼板・鋼管
クラッド鋼管
クラッド鋼板(鋼管)とは
CRA : Corrosion Resistant Alloy
ステンレスニッケル鋼など
合金側 耐食・耐熱
鋼材(母材)側強度など 合金と異なった性質 炭素鋼
合金
鋼材
ペレット製造プロセス
重合プラントで生成されたポリマーを造粒し、取り扱いやすいペレット(粒)にします。また、必要に応じてペ レットに添加物を混ぜ合わせ、耐熱性等のさまざまな機能を付加したコンパウンドペレットを製造します。
■
産業機械事業
大型造粒機、二軸押出機、フィルムシート製造装置、射出成形機、中空成形機等の樹脂機械製品のほか、エキシマレー
ザアニール装置、マグネシウム射出成形機、コンプレッサー、鉄道車両製品など、ニーズをとらえた産業機械製品を幅
広く提供しています。
添加剤 ポリマー
造粒
ペレット
コンパウンド ペレット
混練
重
合
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大型造粒機
コンパウンドペレット用 二軸押出機TEX
化学メーカー、合成樹脂メーカー
大型造粒機、二軸押出機 等
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革
樹脂製品成形プロセス
ペレットを溶融して用途に応じた成形加 工を施し、各種樹脂製品を製造します。樹脂機械製品
主力製品である樹脂機械製品としては、樹脂の製造工程で用いる原料ペレット
の製造から、中間製品のフィルムシート製造、さらに最終製品の成型まで、さま
ざまな用途に応じた樹脂機械を各種取り えています。これらは私たちの日常
生活に欠かせないプラスチック製品の供給に大きく貢献し、お客様から高い評
価をいただいています。
自動車関連部品 メディア関連部品
自動車タンク
太陽電池 封止材
光学用 フィルム シート 200ℓドラム缶 中空成形
射出成形
フィルム成形
(金型)
(金型)
射出成形機
中空成形機
フィルムシート装置用 ハイブリッドTダイ(部分拡大)
樹脂製品例
自動車部品、電子部品、フィルムシート等のメーカー 射出成形機、中空成形機、フィルムシート装置 等 ●当社の主なお客様
●CO2削減量 年間1台あたり579t削減
0 50 100 150 200 250
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3000T油圧機
消費電力
J3000AD電動機
1時間あたりの消費電力(油圧機との比較)
(kwh/h)
119
樹脂機械製品
世界トップクラスの性能を誇る製品を、型締力35トン∼
3,000トンまでラインナップしています。駆動部の高性能
サーボモータと、当社独自の制御システムの採用により、
成形品質の安定化を実現します。その成形質量ばらつ
きは従来の油圧射出成形機に比べ80%も向上してお
り、成形不良品の無駄を省き、材料使用量の削減を可能
にします。
省エネルギー面では、高効率動力伝達機構と電源回生
機能により、油圧射出成形機に比べ、消費電力を大幅
(1/2∼1/3)に削減します。電源回生機能とは、射出や
型開閉動作の減速時に発生したエネルギーを電気エネ
ルギーとして回収する機能であり、当社では前シリーズ
からいち早く装備しています。また、作動油をほとんど使
用しないため、油温上昇による室温上昇を抑え、空調電
力を削減します。さらに、冷却水使用量も、油圧射出成形
機の1/5以下に削減できます。
●
電動射出成形機
自動車用ガソリンタンクは、世界的に環境保護推進のた
め、ガソリン透過防止性能が向上した樹脂製に替わりつ
つあります。本システムは樹脂製4種6層多層燃料タンク
を製造する中空成形システムです。サイクル短縮のため
の冷却システムに加え、コンパクトタイプクロスヘッド、ハ
イブリッドタイプ型締装置の導入により、大幅な省エネ
ルギーを実現しました。今後もさらなる省エネルギーを
追求して行きます。
●
環境対応型多層プラスチック燃料タンク(PFT)製造システム
0 10 100 1,000 10,000
10
VOC濃度
押出機生産能力 単軸押出機
20 30
1960 1970 1980 1990
(年代) 2000 2010 2020
二軸押出機
製品中
VOC
濃度要求値 (ppm)
生産能力 (T/h)
二軸押出機の環境対策
残留VOC濃度と押出機生産能力の年代的進化
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その他機械製品
低温ポリシリコンTFTフラットパネルの量産を可能にし
た、ラインビームタイプのエキシマレーザアニール(結晶
化)装置です。スマートフォンやタブレットPCに代表され
る高精細な液晶パネルや、有機ELパネルの製造に用い
られています。
従来の技術では、基板を加熱炉の中で1,000℃程度の
高温に加熱して、結晶化させていました。しかし、エキシ
マレーザアニール装置では常温環境下において、アモル
ファスシリコンの薄膜表面をレーザ照射により局部的に
約600℃に加熱し、結晶化させます。これにより、電力消
費量をかなり低減できることになりました。
また、フラットパネルの高精細化・大型化の要求に伴い、
製品品質向上のための均一な結晶化(ムラフリー技術
等)、生産性向上のための高スループット結晶化、および
大型基板に対応した装置開発等を進めています。
●
エキシマレーザアニール装置
近年、環境問題に対する意識の高まりから、プラスチッ
ク製品中に残留する揮発性有機化合物(VOC)濃度の
低減化要求がますます高まってきています。当社では
1960年代よりプラスチック製造におけるプロセス合理
化と省エネルギー化、さらにプラスチック材料の品質向
上のため、残留VOC濃度の低減に寄与する単軸押出機
を国内外のお客様に納入してきました。さらに1980年
代からは、二軸押出機TEXを用いた脱揮技術により、生
産量の飛躍的増加と残留VOC濃度の大幅な低減が可
能となりました。これらは国内外の多くのプラスチック製
造プラントで使用されています。
当社は環境との調和が社会の一員たる企業の重要な責務であることを認識し、環境保全に留意した
生産活動と環境保全技術の追求を通して、生態系と調和した社会の持続的発展への寄与を目指して
事業活動を行う。
行動指針
1
:環境に関する取り組みを組織的に行い、環境保全活動の継続的な推進を図る。
2
:適正な目的および目標を定めて、生物多様性への影響を配慮した環境負荷の低減を図る。
3
:環境保全に寄与する製品およびサービスの社会への提供。
ア
:製品について環境および安全衛生を含めた社会的価値の向上に努める。
イ
:環境に係るニーズの把握と技術開発により、環境負荷を軽減する製品およびサー ビスを提供する。
各事業所共通方針
事業所はその事業内容および地域社会などそのとりまく環境を考慮し、国際規格に準じた手法により
環境方針、環境目的および目標を定めて活動する。
ア
:法規および会社が合意している外部との取り決めの遵守。
イ
:生態系への影響に配慮した汚染の予防、廃棄物の削減および適正な処理。
ウ
:省エネルギー、省資源・リサイクルの促進などを通じた「資源生産性」の向上。
エ
:従業員および事業所の構内企業への事業所方針の周知および協力の要請。
日本製鋼所の環境基本方針
地球にやさしいものづくり企業を目指し、
地球温暖化の防止、廃棄物の削減、環境負荷物質の低減に
全社で取り組んでいます。
環境への取り組み
■
環境マネジメント
当社は国際社会や地域社会との調和を図りながら、事業活動を行うことの重要性を認識し、1997年より全社活動と
して環境管理活動を推進してきました。1998年に室蘭製作所・広島製作所、2006年には横浜製作所がISO14001
の認証を取得し、環境管理活動の維持向上に努めています。また、グループ会社の名機製作所、YPK、Fine Crystal
Precision(S.Z.)においてもISO14001を取得しています。
環
境
へ
の
取
り
組
み
環境マネジメント推進体制
ISO14001取得状況
環境管理担当役員を委員長とする環境マネジメント委
員会で、全社の年度環境管理方針、活動計画などを決め
ています。各製作所には環境管理委員会を設けて環境
管理活動を推進し、関連会社を含むグループ企業が一
丸となって環境負荷の低減に取り組んでいます。
環境マネジメントシステムにおける国際規格ISO14001
の認証を室蘭製作所と広島製作所は1998年12月に
取得し、横浜製作所は2006年9月に取得しました。室
蘭・広島・横浜製作所外にあるグループ会社の名機製作
所、YPK、Fine Crystal Precision(S.Z.)でもISO14001
を取得しています。
各製作所、拠点では環境マネジメントシステムの維持改
善を図るために、第三者審査登録機関による外部審査
と内部監査員による内部監査をそれぞれ年1回以上実
施し、PDCAサイクルによる維持改善が正しく実施され
ているかを確認しています。
なお、当社およびグループ会社は法令を順守し、2012
年度も法令違反は認められませんでした。
事業所
室蘭製作所 広島製作所 横浜製作所 名機製作所 YPK
Fine Crystal Precision
現審査登録機関 LRQA JQA LRQA ASR J-VAC Intertek
取得日
1998年12月18日 1998年12月18日 2006年 9月 4日 2005年 3月 4日 2005年 2月 7日 2007年 3月 7日
審査登録機関 LRQA JQA J-VAC ASR Intertek
:ロイドレジスタークオリティアシュランスリミテッド :財団法人 日本品質保証機構
:ジェイーヴァック :エイエスアール :インターテック
事業所のISO14001取得状況
横浜製作所
広島製作所 室蘭製作所 全社環境管理統括者
(環境マネジメント委員会委員長)
環境マネジメント委員会
● 各製作所長 ● 各事業部長
● 本社経営企画部門長室長 ● 本社総務部門長 ● 本社経理部門長 ● 本社環境管理部門
各製作所 環境管理統括者 (製作所長)
各製作所 環境管理責任者
部門、グループ
関連会社
グループ会社 環境管理統括者 (社長)
グループ会社 環境管理責任者
部門、グループ
関連会社 環境管理委員会
環境管理委員会 環境管理委員会
● 省エネ部会 ● 製品部会
組織図
2012年度活動目標と実績
2012年度は、環境中期計画(2009∼2012年度)の最
終年として、各製作所が目標達成に向けて活動しまし
た。個別の状況につきましては下表をご参照ください。
法令順守については、環境関連施設および製作所周辺
の環境パトロールを実施し、環境保全に係る法規制の
適用と順守・管理状況に異常がないことを確認しまし
た。また、環境パトロール結果の水平展開および今後の
取り組みについて、関連会社・協力会社を含めた従業員
への教育を実施しました。
■
環境管理活動
当社では2001年度に初めて環境中期計画を策定して以来、全社で環境管理活動を積極的に推進してきました。
2012年度は2009年度から4年間の第3次環境中期計画の最終年に当たり、目標達成に向けて取り組みました。そ
して、第3次環境中期計画の実績ならびに中期経営計画JGP2014を踏まえて新たな5年間の第4次環境中期計画
を策定し、目標達成に向けて活動を開始しました。
重点項目 2012年度達成目標 2012年度活動実績 総合評価
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◎
△
◎
◎
◎
◎
◎
(1)地球温暖化防止の推進● エネルギー使用量削減 原単位2004年度比8%削減を
目標として活動
室蘭製作所 13%減(目標達成) 広島製作所 27%減(目標達成) 横浜製作所 32%減(目標達成) エネルギー使用量原単位
8%削減
(2004年度基準)
● 輸送エネルギー消費量削減 原単位2006年度比6%削減を 目標として活動
国内輸送に係るエネルギー使用量 32TJ エネルギー使用量原単位 43%減(目標達成) 国内輸送量に係る
エネルギー使用量原単位 6%削減
(2006年度基準)
(2)省資源・リサイクルの推進
● 廃棄物排出量削減 原単位2000年度比72%削減を
目標として活動
室蘭製作所 176%増(目標未達成) 広島製作所 85%減(目標達成) 横浜製作所 98%減(目標達成) 廃棄物排出量原単位
72%削減 (2000年度基準)
(3)化学物質適正管理の推進 PRTR法に基づき対象化学物質の
排出量・移動量を報告
広島製作所は関連会社を含めて全ての 対象化学物質を把握
製作所別に定めたPRTR法対象 化学物質の削減目標の達成
(4)製品の環境負荷削減の推進 製品含有化学物質の全量把握 製品ごとに使用禁止物質を選定して実施
(5)法令順守 環境関連法規制の順守状況の報告、 法令違反事項なし 法規制改正事項等の確実な伝達
(6)環境管理システムの維持継続 全製作所でISO14001の定期審査を
受審し、認証継続 各製作所で環境マネジメント
システムの自主改善を推進
(7)ステークホルダーとの
コミュニケーションの推進 の情報提供に努める各製作所の環境保全活動状況等 6月に第10回目の環境・社会報告書を小冊子版で発行
新「環境中期計画」
(2013∼2017年度)
2013年4月より第4次環境中期計画に基づき、環境管
理活動をスタートしました。新「環境中期計画」では、特
に室蘭・広島・横浜製作所外にあるグループ拠点を含め
たJSWグループ全体として環境活動を推進します。前
環境中期計画と同様に省エネルギー活動、省資源・リサ
イクル活動は数値目標を定めて達成に向けて取り組ん
でいきます。
環
境
へ
の
取
り
組
み
重点項目 2013年度活動目標 2017年度達成目標
(1)地球温暖化防止の推進
● エネルギー使用量削減 エネルギー使用量原単位
7%削減
(2010年度基準) 原単位2010年度比3%削減を
目標として活動を展開
● 輸送エネルギー消費量削減 国内輸送に係る
エネルギー使用量原単位 7%削減
(2010年度基準) 原単位2010年度比3%削減を
目標として活動を展開
● 環境マネジメント対象範囲拡大 室蘭・広島・横浜製作所外にある グループ拠点へ拡大
(2)省資源・リサイクルの推進
● 廃棄物排出量削減 廃棄物排出量原単位
7%削減
(2010年度基準) 原単位2010年度比3%削減を
目標として活動を展開
(3)化学物質の管理 製作所別に定めたPRTR法対象
化学物質の削減目標の達成 PRTR法に基づく対象化学物質の
確実な把握と使用量の削減
(4)環境配慮型製品の推進 開発・設計段階から環境影響の 製品含有化学物質の全量把握
把握と環境負荷低減を図る
(5)法令順守 環境関連法規制の順守状況の報告 環境法令違反なし
法規制改正事項等の確実な伝達
(6)環境マネジメント
● 環境管理システムの維持継続 各製作所で環境マネジメントシステムの 自主改善を推進
(7)ステークホルダーとの
コミュニケーションの推進 各製作所の環境保全活動状況等の情報提供に努める
●当社グループ全体で排出するCO2はほとんど全てがエネルギー起源であるため、エネルギー使用量の削減がCO2排出量の削減となります。
原単位:エネルギー使用量や廃棄物排出量などを、粗鋼生産量当たりや売上高当たりなどの特定の単位を基準に換算した数値
環境会計
環境会計は当社の環境保全への取り組みを定量的に評
価する方法として取り入れました。環境省の「環境会計
ガイドライン」を参考にして、当社の取り組みを下記項目
で集計しています。2012年度の環境保全に係る費用額
は総額11億7,000万円となりました。当社の売上高の
0.5%に相当します。
環境会計(対象期間:2012年4月1日∼2013年3月31日)
(百万円)(1)公害防止コスト
(2)地球環境保全コスト
(3)資源循環コスト
(4)管理活動コスト
(5)研究開発コスト
(6)社会活動コスト
(7)環境損傷対応コスト
● 電気炉、焼却炉の維持・運営
● 工場排水の水質測定
● 工場内指定箇所の騒音測定
● 熱処理炉改造工事
● 金属屑、紙類、廃プラのリサイクル
● 廃棄物の収集、運搬、処理、処分
● ISO14001の認証維持、従業員への環境教育
● 工場内緑地の維持管理
● 環境対応製品の研究開発とその人件費
● 既存製品の環境負荷低減のための改良に伴う開発費
● クリーンキャンペーン活動ほか
● 賦課金ほか
340
1,512
547
103
192
1
23
2,718
317
34
454
104
235
3
23
1,170
費目分類 主な取り組み内容
合 計
■
事業活動と環境負荷の状況
素形材製品部門および産業機械製品部門の製造工程における環境負荷の発生状況は下記の通りです。
当社では、エネルギー、用水などの投入量(INPUT)と、製造過程で生じる廃棄物や二酸化炭素、水などの排出量
(OUTPUT)を定量的に把握し、環境改善活動に活かしています。
環
境
へ
の
取
り
組
み
資材
金属(鉄鋼、非鉄金属) プラスチック ゴム、木材等
エネルギー
3,835TJ
化学物質
用水
8,700t
2,480万m
3INPUT
素形材・
エネルギー
製品
● 原子炉用鍛鋼部材 ● 発電用一体型ロータシャフト ● 火力発電用
タービンケーシング
● 製鉄用圧延ロール ● 石油精製用リアクター ● クラッド鋼板・鋼管 ● 風力発電機
産業機械
製品
● 二軸押出機 ● 単軸押出機 ● フィルムシート装置 ● 電動射出成形機 ● 中空成形機 ● マグネシウム合金用
射出成形機
● アルミニウムダイカストマシン ● エキシマレーザアニール装置
製 造
OUTPUT
CO
(電力燃料由来)
2226,910t-CO
2化学物質(排出・移動量)
243t
CO
(国内輸送)
22,250t-CO
2排水
1,870万m
3廃棄物 総発生量のうち
88%
をリサイクル しています。
廃棄物総発生量
廃棄物排出量
リサイクル量
エネルギー使用量の削減
2012年度のエネルギー使用量は、前年度に対して2%
減少しました。エネルギー使用量3,835TJのうち海外
拠点での使用量(59.4TJ)は全体の1.5%でした。各製
作所では省エネルギー活動を積極的に推進して、効率
的なエネルギー利用を進めています。
グリーン調達
2004年度からグリーン調達への取り組みを始めました。当社の取引先における環境マネジメントシステム(EMS)の構築状況を把握 するため、各製作所の主要な取引先を対象に環境保全活動の取り組み状況をアンケート形式で調査しました。その結果、回答のあっ た取引先の8割がなんらかの形で環境保全活動を実施しているということが判明しました。今後は調査対象とする取引先の範囲を、全 ての取引先まで順次拡げていく予定です。
文具・事務用品などについて、グリーン購入法適合製品やエコマーク製品などの環境負荷の少ない製品を調達するグリーン購入を進 めています。
■
地球温暖化の防止
関連会社を含めた2012年度の事業活動における総エネルギー使用量は3,835TJ、二酸化炭素排出量は22.7万ト
ン-CO
2でした。
2012年度の国内輸送に係るエネルギー使用量は32TJ、二酸化炭素排出量は0.22万トン-CO
2で、事業活動によ
る排出量の1.0%に相当します。
※TJ:T(テラ)は1012。 J(ジュール)は熱量の単位。
※2011年度より、室蘭・広島・横浜製作所に加え、国内グループ会社と海外拠点も集計対 象としました。
エネルギー使用量の推移
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000(TJ) 1990 5,011 2000 4,175 2007 4,606 2008 4,561
(年度)
2009 4,269 2010 4,668 2011 3,912 2012 3,835
■室蘭製作所 ■広島製作所
■横浜製作所 ■本社・支店・海外拠点等
二酸化炭素排出量
2012年度の二酸化炭素排出量は前年度に対して
2.2%減少しました。京都議定書の基準年である1990
年度に比べると22.5%の減少となっています。二酸化
炭素排出量22.7万トン-CO
2のうち1.4%(0.3万トン
-CO
2)が海外拠点での排出量でした。
各製作所とも、効率的なエネルギー利用により二酸化炭
素排出量の削減に取り組んでいます。
二酸化炭素排出量の推移
(年度)
■室蘭製作所 ■広島製作所
■横浜製作所 ■本社・支店・海外拠点等
※2011年度より、室蘭・広島・横浜製作所に加え、国内グループ会社と海外拠点も集計対 象としました。
0 5 10 15 20 25 30
(万t-CO2)
廃棄物排出量
室蘭製作所では設備増強計画の実施に伴う構内整備が一段 落したため、全社の排出量は前年度に比べて48%減少し、全 社の再資源化率は88%となりました。広島製作所では、再資
源化の徹底に取り組んでおり2012年度の排出量は2000年 度の26%になりました。横浜製作所では分別の徹底化などに より、排出量は2000年度の3%になりました。
■
廃棄物の削減
鉄鋼業と機械製造業では事業活動に大きな違いがあり、両業種にまたがり事業活動を行っている当社では、製作所ご
とに特有の廃棄物が排出されます。
各製作所は、リデュース、リユース、リサイクル(3R)を基本として取り組んでいます。
環
境
へ
の
取
り
組
み
再資源化率
(%)
0 100
2000 2007 2008 2009 2010 2011
再資源化率:再資源化量/廃棄物発生量
80 70
90 91 94 83 80 78
2012 77 88
(年度)
廃棄物排出量の推移
(年度) ■室蘭製作所 ■広島製作所
■横浜製作所 ■本社・支店・海外拠点等
0 10,000 20,000 30,000 (t) 40,000 2000
※2012年度より室蘭・広島・横浜製作所に加え、国内グループ会社と海外拠点も集計対 象としました。
8,710 2007 7,290 2008 22,533 2009 32,948 2010 38,531 2011 28,572 2012 14,764
用水使用量の内訳(2012年度)
用水使用量
2012年度の総用水使用量は2,480万m3、総排水量は1,870 万m3でした。海外製造拠点での用水使用量(9.2万m3)および 排水量
(0.3
万m3)
はともに全体の0.4%でした。用水量の99%は室蘭製作所で使用しています。室蘭製作所で は水資源の有効利用に努め、使用量の半分以上に海水と回収 水を使用しています。
(万m3/年)
上水道 395
工業用水 901 海水
578 回収水
606
用水使用量
(万m3)
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 2000 2,485 2007 2,661 2008 2,669 2009 2,777 2010 2,825 2011 2,535 2012 2,480
(年度)
2012年度の排出・移動量
PRTR
PRTR法に基づいて各製作所および関連会社は、化学
物質の排出・移動量を各自治体に毎年報告しています。
2012年度の化学物質排出移動量は昨年に比べて
2.2%増加しました。
室蘭製作所 87 309 412 453
広島製作所 53 57 80 296 300
横浜製作所 80 300
関連会社 53 80 87 88 300 304 308 400 412
クロムおよび3価クロム化合物 ニッケル化合物
マンガンおよびその化合物 モリブデンおよびその化合物
エチルベンゼン
エチレングリコールモノエチルエーテル キシレン
1,3,4-トリメチルベンゼン トルエン
キシレン トルエン
エチルベンゼン キシレン
クロムおよび3価クロム化合物 6価クロム化合物
トルエン 鉛 ニッケル ベンゼン
マンガンおよびその化合物
合 計
政令番号
0 16 13 0 7,307 498 15,013 739 26,663 1,141 740 850 4,488 0 0 3,491 0 0 3 0 60,961
排出量(kg) 物質名
30,718 28,812 77,803 27,022 335 28 776 47 5,575 0 0 244 505 8,866 180 33 6 252 0 838 182,042
移動量(kg)
※室蘭製作所では鉄鋼製品の素材生 産が中心で、主に成分調整、溶接に 使用しています。
※横浜製作所では機械完成品を多く扱 う関係上、主に洗浄、塗装に使用して います。
※広島製作所では機械完成品を多く 扱う関係上、主に洗浄、塗装に使用 しています。
※室蘭製作所内には給油を行う関連 会社があります。
※広島製作所内には鋳造および機械 加工、溶接、熱処理、表面処理関係 の関連会社があり、主に成分調整の 物質、洗浄に使用しています。
総合計: 243,002(kg)
■
環境負荷物質の低減
各製作所および関連会社では、化学物質をはじめとした環境負荷物質の管理を進め、有害物質の排出削減に取り組ん
でいます。PRTR法に基づいて各製作所および関連会社は化学物質の排出・移動量を各自治体に毎年報告しています。
当社では主に製鋼、溶接、メッキ、洗浄、塗装などの製造プロセスで第一種指定化学物質を使用しています。
環
境
へ
の
取
り
組
み
SOx排出量
0 100 200 300 400 500 2000 328 2007 411 2008 439 2009 343 2010 322 2011 227 2012 252
(年度)
(t)
大気汚染物質の排出量
各製作所とも、大気汚染防止法をはじめ、条例、協定な
どに基づき、特定施設からの排ガスを定期的に監視して
おり、排出基準に適合しています。2012年度のSOx
(硫黄酸化物)排出量は合計で252トンでした。
水質汚濁物質の排出量
各製作所とも、水質汚濁防止法をはじめ、条例、協定な
どに基づき、排水口からの排水を定期的に監視してお
り、排出基準に適合しています。室蘭製作所はCOD(化
学的酸素要求量)が、広島製作所および横浜製作所は
BOD(生物化学的酸素要求量)が、それぞれの排出基
準になっています。
COD排出量 排出許容量*
*
排出許容量=年間排水量 排水基準2000
(年度)
COD排出量(室蘭製作所)
0 100 200 300 400 500 600 700 51 2007 43 2008 39 2009 38 2010 45 2012 2011 28 41 800 900 1,000 (t)
BOD排出量 排出許容量*
*
排出許容量=年間排水量 排水基準0 10 20 30 40 50 60 70
(年度)
80 90 100
BOD排出量(広島製作所・横浜製作所)
2000 7 2007 5 2008 20 2009 12 2010 9 2011 15 2012 12 (t)
ポリ塩化ビフェニル(PCB)への対応
使用済みのPCB含有廃棄物は「PCB廃棄 物特別措置法」※に従い適正に保管・管理し、 届け出ています。今後とも、特別措置法に則り PCB廃棄物の処理を進めていきます。※「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関 する特別措置法」
広島製作所 横浜製作所
室蘭製作所
■
企業市民としての取り組み
各製作所においては、地域社会との共生を図るために関連法規および地方条例に基づいて、公害に関係する特定設備の
届け出、廃棄物の測定、分析などを定期的に実施しています。
特に環境基本法などに定められている大気汚染、水質汚濁、騒音などの環境基準については、官庁への測定結果の届け
出、立ち会い検査、自主検査を行うことで、適正な基準にあることを確認しています。
すべてのステークホルダーや地域と調和する企業として、
皆様から信頼される存在となることを目指しています。
地域・社会との共生
安全・防災のための活動
●
定期的な防災活動
各製作所では、法規制等の順守はもとより、万が一の事
故が起こった場合に備えて定期的な防災活動を行って
います。
火災や地震等に対しては、自衛消防隊を組織し、災害
時の被害を最小限にとどめることができるよう訓練して
います。
また、汚染物質の流出に対しては、汚染を最小限に抑え
て迅速かつ適切に対処できるよう、環境への影響が予
測される設備、施設、作業についての対応手順と通報
ルートを構築し、これを手順書にまとめています。さら
に、それに基づく教育・訓練を定期的に行うことで、管
理の強化を図っています。
組立工場での作動油流出処置の対応訓練
・
社
会
と
の
共
生
●
総合防災訓練の実施
広島製作所では2012年11月7日、秋の火災予防運動
(11月9日∼15日)を前に13年ぶりとなる大規模な防
火・防災訓練を安芸消防署と合同で実施しました。
この日の訓練は、震度5の地震が発生して広島製作所・
本館3階から出火、さらに二次災害として鋳造工場の炉
設備でも火災が発生したという想定で行いました。本館
で働く約500名が自衛消火隊の指示によりグランドに
避難し、点呼・報告を行ったほか、取り残された社員を
屋上などからはしご車で救出する訓練や、社員による水
消火器や消火栓の実地操作も行いました。この日の訓
練では、参加した近隣消防署の消防車10台、はしご車2
台と署員33名、さらに近くに所在する消防団員5名、そ
して広島製作所が一体となった連携も確認することが
でき、大きな成果がありました。
●
環境パトロール
広島製作所の活動
地域交流・貢献活動
●
工場見学
室蘭製作所では、地域住民を含むステークホルダーと
の交流の機会として、工場見学の場を設けています。
2012年度は小学校・中学校・高等学校を含む各種
108団体、約2,100名の方々に来所いただき、事業に対
しての理解を深める場としていただきました。
●
周辺地域の清掃活動
広島製作所では、2003年より地域周辺・通勤経路の清
掃活動を毎年春・秋の2回実施しています。2012年は、
2回とも天気に恵まれ、地域の「広島安芸法人会」の皆
様とともに活動を行いました。当製作所従業員の参加者
数は2回合わせて168名でした。
清掃活動11年目となる2013年も、地域社会の一員と
して環境保全活動を行っていきます。
横浜製作所では地域社会貢献の一環として、通勤経路
の美化活動を毎年4月に実施しています。
最寄りの福浦駅から製作所正門まで、ポイ捨てされた空
き缶やペットボトルおよび吸い殻などを回収し、製作所
内で分別し、後日処分しました。
今後も継続的に活動を行っていきます。
地
域
・
社
会
と
の
共
生
室蘭製作所では、現有設備を駆使した省エネルギーや生産性向上、品質改善・技 術開発を進めるとともに、さらなる効率化を目指し、新設備の導入を図ってきまし た。現場や事務所でのエネルギー管理体制の構築はもとより、省エネルギーに向 けた教育・人材育成にも努めながら活動を展開し、省エネルギーの実績を積み重 ねています。
この度、これらの活動を推進した製鋼工程の技術者1名と、加熱工程の技術者1 名の計2名が、一般財団法人省エネルギーセンターより「省エネ推進功労者表 彰」を受けました。室蘭製作所では、これからも省エネルギー意識の高揚と省エネ ルギー技術の普及に貢献していきます。
水源地の保全
●
日鋼鷲別水源地
室蘭製作所には、貯水量30万トンもの豊かな水量を湛
えた、広さ9km
2にも及ぶ広大な水源地があります。明
治42年より、工業用水として日量約2万トンを製作所内
に供給してきました。
この水源地では、芝生等が整備されている一方で自然の
樹木も生い茂っており、四季を通じてさまざまな野鳥の
姿を見ることができます。
室蘭製作所では、毎年9月、事業の繁栄と従業員の安泰
を祈願して水神祭を執り行っています。
室蘭港
▲カムイヌブリ
日鋼鷲別 水源地
●日本製鋼所
室蘭製作所
●地球岬
室蘭工業大学 ● 鷲別岳▲
室蘭岳山麗 総合公園
北海道
札幌市 ●
室蘭市 日鋼鷲別水源地、入口
30万トン貯水池(全景)
この報告書は、製造に伴うCO2排出量がカーボン・オフセット・ジャパン(www.co-j.jp)を通じて オフセット(相殺)されています。
501.6
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 株式会社 日本製鋼所 業務管理部
Tel.03-5745-2014 Fax.03-5745-2025
E-mail: [email protected]
この環境・社会報告書は、